被相続人が死亡した場合には、相続人が相続手続きを進めていく必要があります。相続手続きは、相続財産の種類・内容によって異なります。そのため、どのような手続きが必要になるのかをしっかりと押さえておくことが大切です。
また、それぞれの手続きを進めるにあたっては費用がかかります。あらかじめ必要となる費用を知っておくことで、相続手続きに関する不安が少しは和らぐといえるでしょう。
今回は、相続手続きに必要となるケース別の費用と相続手続きを依頼できる各専門家の特徴について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
相続によって土地を相続したものの、手放すことができず困っているという方もいるかもしれません。そのような場合、相続土地国庫帰属法も相続手続きにおける選択肢のひとつになるでしょう。
利活用していない土地を所有していると、固定資産税や維持管理費用を払い続けなければなりません。しかし、相続土地国庫帰属法を利用すれば、不要な不動産を手放すことができる可能性があります。
今回は、相続土地国庫帰属制度の概要と申請要件などについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
近年、金融商品の多様化により、相続した財産の中に投資信託が含まれていることもめずらしくありません。
投資信託は内容が複雑な商品も多く、「投資信託を遺産相続することになったときの手続きはどうしたらよいのだろう」「遺産分割でどのように分配すればよいのか解らない」ということもあるでしょう。
特に、金融商品に詳しくない場合は、被相続人(亡くなった方)が所有していた投資信託がどういうものなのかわからないという方も多いかもしれません。
本記事では、投資信託とはどういうものなのか、投資信託の相続手続き、遺産分割での注意点などについて、弁護士が解説します。
遺言書や相続財産についての説明など、遺産相続に関する情報を何も残すことなく、突然に親が亡くなってしまった。
残された家族は、親の相続財産がどこに何がいくらあるのか全くわからず、いったいどうやって遺産相続の手続きを進めていけばよいのか、途方に暮れることもあるでしょう。
このように、遺産相続が始まったときに、遺言書も遺産目録(相続財産目録)も無い場合に必ず行わなければならないのが、亡くなった方(被相続人)の相続財産の調査です。
本コラムでは、故人の財産調査を行うために知っておくべきことや、自分で財産調査を行うときの遺産の調べ方について、弁護士が解説します。
相続人が死亡するなど、一定の理由により相続権を失った場合は、その子どもが亡くなった相続人に代わって遺産を相続するケースがあります。
これを代襲相続(だいしゅうそうぞく)と呼び、代襲相続により相続することになった方を代襲相続人といいます。また、代襲相続とは、民法で詳細に規定されている遺産相続の制度です。
具体的に代襲相続とはどういった制度なのか、代襲相続人となれる範囲や要件、相続割合などについて、代襲相続による注意点を含めて、べリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
代襲相続は理解が難しい点もありますが、基本的なポイントをおさえることから理解を深めていきましょう。
遺産相続とは、被相続人(亡くなった人)が生前に所有していた財産や権利義務などの遺産を、被相続人の配偶者や子どもなど、特定の人が相続人として引き継ぐことをいいます。
一般的に、相続でイメージしやすいパターンは、亡くなった親や配偶者から遺産を引き継ぐというケースではないでしょうか。実際にそのようなパターンがもっとも多いと考えられますが、相続手続きの過程で相続人が死亡すると、「数次相続」という、やや特殊な相続となります。
数字相続とは、一体どのような相続方法なのでしょうか?また、どこまで続くものでしょうか?
本コラムでは、数次相続の概要や注意しておくべきこと、数次相続特有の遺産分割協議書の書き方について、べリーベスト法律事務所の弁護士がご説明します。
被相続人(亡くなった方)から相続された財産の中に会社の株式が含まれることがあります。
一般的な上場会社の株式であれば市場価格がありますので、その評価も容易ですが、非上場株式であった場合には評価方法および相続手続きなどにおいて、いくつか注意しなければならない点があります。
今回は、相続財産に非上場株式があった際の注意点と手続きの流れについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
子どもがいない夫婦の遺産相続はどのような流れになるかご存じでしょうか。夫が先に亡くなった場合、何も対策をしなくても遺産は全て妻に相続されると思っていると、後々、妻が思わぬ相続争いに巻き込まれる可能性もあります。
残された配偶者がきちんと財産を相続できるよう、あらかじめ、対策をしておくことが重要です。
本コラムでは、子どもがいない夫婦の遺産相続において注意しておくべき点を、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説していきます。
離れて暮らしているご家族が亡くなったとき、その方と同居していた他の相続人が、勝手に遺産の「使い込み」をしていた……なんてことが発覚する事例は珍しくありません。たとえば、ギャンブルや投資、不動産の売却などで使われているようなケースがあります。
このように、遺産の使い込みをされてしまうと、知らず知らずのうちに相続人の方々が本来取得できるはずの遺産が減ってしまうことになってしまいます。果たして、泣き寝入りすることなく、自分勝手に横領された遺産を取り戻すことはできるのでしょうか?
本コラムでは、使い込まれた遺産を取り戻せる事例や勝手に遺産が使い込まれているのかどうかの調査方法、使い込まれた財産を取り戻す方法などについて、弁護士が解説します。
日頃仲が良い兄弟姉妹も、相続というお金が絡む問題になると、感情的になり対立してしまう場合があります。
特に、生命保険の場合、受取人として指定されていた1人の相続人が、保険金を受け取ることになります。そして、生命保険金を独り占めして他の相続人に分配せず、その上でその他の相続財産も均等に分けるよう主張してきたときには、他の相続人としては到底納得できないでしょう。
このように、相続が問題となった際に生命保険金の扱いでトラブルになるケースは少なくありません。
そこで、今回は生命保険と相続の関係について、みなし相続財産や特別受益なども踏まえて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
亡くなった配偶者が外国人の場合、相続の手続きは原則、被相続人(亡くなった方)の国籍がある国の法律に基づいて進めることとされています。しかし、このように海外の法律が適用となるケースもあれば、日本人と同じように日本の法律が適用されるケースもあります。
つまり、外国人が被相続人である場合の相続の手続きは、最初にどこの国の法律が適用になるのか(準拠法)を明確にしなければならないため、注意が必要です。
また、日本にある不動産が相続財産に含まれている場合の対応や、相続税を納める国はどこになるのか、というようなことも気になる問題でしょう。
今回は、被相続人が外国人だった場合の相続の考え方や注意点、相続登記の手続き方法について、べリーベスト法律事務所の弁護士が解説いたします。
ご家族が亡くなり相続が発生した場合、遺品などの整理とともに相続財産の調査をしなければなりません。
調査により判明した被相続人の預貯金や有価証券、不動産、貴金属、さらには借金の状況は、遺産分割を行うために必要となる情報であり、相続税の申告の要否や税額を判断するための情報にもなります。
相続財産に不動産がある場合は、「名寄帳(なよせちょう)」という帳簿を請求し、取得して調べるのが一般的です。不動産に関する調査は、権利証や毎年送付される固定資産税に関する課税明細書を調べればわかりますが、見落としが起きないよう、名寄帳を利用します。
今回のコラムでは、不動産の調査のために名寄帳の取得が推奨される理由や名寄帳を請求できる人と取得方法、相続財産の調査が不十分だった場合に起きる問題について、べリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
家族が亡くなると遺産分割協議、預貯金の払い戻し、相続登記、相続税の申告などの相続手続きを行わなければなりません。しかし、相続手続きに慣れていない方にとっては、どこから手をつけてよいかわからず、自身で対応することが難しい場合もあるでしょう。
そのような場合には、専門家に相続手続きを依頼することによって、負担を軽減することができます。相続手続きを依頼できる専門家には、弁護士、税理士、司法書士など複数の士業が存在します。
本コラムでは、相続手続きを相談する専門家を選ぶ際のポイントについて、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
相続人の中に連絡が取れない人がいる場合、その相続人を除外して遺産分割協議を行うことはできません。遺産分割協議には、すべての法定相続人が参加しなければならないからです。たとえ大勢いる相続人うち、1人だけと連絡が取れない場合であっても、勝手に手続きを進めてしまうと、遺産分割協議は無効となってしまいます。
行方不明者や連絡が取れない相続人がいる場合には「不在者財産管理人」を選任したり「失踪宣告」をしたりして、法的に適切な対応を進めなくてはなりません。また、連絡が取れても無視されている場合は、遺産分割調停や遺産分割審判を申し立てる必要があります。
今回は、連絡が取れない相続人がいる場合の遺産相続の流れや注意点について、連絡が取れても無視された場合も含めて弁護士が解説します。
平成30年、全国の家庭裁判所では遺産の分割に関する処分などを求める調停、いわゆる遺産分割調停が1万3739件受理されています。
これは基本的に遺産相続をめぐるトラブルの件数と考えてよいでしょう。
被相続人が亡くなったことの悲しみが癒えないなか、その遺産をめぐって家族や親族ともめることなど、誰もが避けたいところです。
特にさまざま事情で遺産を法定相続割合で平等に分けることが難しい場合の遺産分割協議(遺産を誰が・何を・どの割合で相続するか相続人どうしで話し合って決めること)は、仲のよい関係にある人ほどもめることもあります。それがきっかけで、もっとも大事な家族や親族との関係が失われてしまうこともあります。
そこで本コラムでは、遺産をめぐり家族や親族ともめることになってしまった場合、もめる原因は何が考えられるのか、そして解決するための最善の方法について弁護士が解説します。
親族が亡くなって遺産相続が発生した場合、遺産を誰の間でどのように分配するかが大きな問題となります。
民法の規定や関連する注意点を踏まえつつ、円滑に遺産相続を終えられるように対応しましょう。もし遺産相続に関する不安がある場合には、お早めに弁護士へご相談ください。
今回は遺産の分配方法について、民法のルールや注意点をベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
東京証券取引所が2021年(令和3年)7月に発表した、「2020年度株式分布状況調査の調査結果について」によると、個人株主数は5981万人(前年度比308万人増)で7年連続で増加しており、株式投資を行う方が年々増えているようです。
もし、投資好きの父親(母親)が亡くなった場合、多種多様な株式が遺産として残されている可能性があります。相続財産に株式が含まれている場合、どのように相続手続きを進めていけばよいのでしょうか?
本コラムでは上場株式の相続について、証券会社への問い合わせ方法をはじめ、株式評価額の評価方法や遺産分割の進め方などを弁護士が解説していきます。
故人(被相続人)が独身で子どもも親兄弟もおらず相続人がいない場合や、相続人がいても全員が相続放棄をするような場合、相続財産を管理する人がいないことになります。このようなケースにおいて、被相続人に債務があった場合、債権者は誰に請求したらよいのでしょうか。
このように相続人がいないことに伴う不都合があるときには、家庭裁判所に相続財産管理人の選任申立を行って「相続財産管理人」を選任してもらうことになります。選任された相続財産管理人は、相続財産を管理し清算するという職務を行います。
それでは、相続財産管理人を選任するには具体的にどうしたらいいのか、費用はどれくらいかかるのかなどについて知りたいという人もいるでしょう。
そこで、今回は、相続財産管理人制度の概要、相続財産管理人が必要になるケース、相続財産管理人の選任申立の方法や流れ、費用について、ベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
被相続人の遺産に土地や建物といった不動産が含まれている場合には、相続登記の手続きをすることが大切です。令和4年時点では、相続登記は義務ではありませんが、法律が改正され、令和6年からは相続登記が義務化されます。以降は、法定の期限内に相続登記をしなければ罰則が適用されますので注意が必要です。
相続登記をすることなく放置をすると罰則以外にもさまざまなデメリットが生じますので、相続が発生した場合には、早めに手続きを行いましょう。
今回は、土地の遺産相続に関して、相続登記の期限や放置した場合のデメリットなどについてベリーベスト法律事務所の弁護士が解説します。
最近では海外赴任や海外移住する方なども増え、国外銀行に預金口座を開いている人が珍しくなくなっています。では、ご家族が海外預金を残したまま亡くなられた場合、残されたご家族は相続手続きをどのように進めれば良いのでしょうか。
本コラムでは、海外預金を相続するために知っておくべき知識について、弁護士が解説します。