夫婦に子どもがいない場合、遺言は必要ですか?

Question

Question_person

私たち夫婦には子どもがいません。夫は「俺に万が一のことがあっても、俺の財産は全部おまえのものになるのだから心配するな」と言います。本当でしょうか?遺言は必要ありませんか?

Answer

Answer_person

遺言をのこしておくべきかどうかは、ケース・バイ・ケースです。

夫婦に子どもがいない場合、夫の死後は、妻の他に夫の両親が相続人になり得ます(相続分は3分の1)。
夫の両親がすでに他界しているケースでは、夫の兄弟姉妹が相続人になり得ます(相続分は4分の1)。
夫の兄弟姉妹がすでに他界しているケースでは、その兄弟姉妹の子ども、つまり甥・姪が相続人になります(相続分は4分の1)。

したがって、夫が妻に全ての財産を相続させたいのであれば、夫の両親、兄弟姉妹、甥・姪が健在である限り、遺言をのこしておくことが必要です。
「妻に全財産を相続させる」という遺言をのこしておけば、兄弟姉妹や甥・姪には遺留分がないため、妻が全財産を相続できます。

【関連記事】
子どもがいない夫婦の相続人は配偶者のみ? 遺産相続の基本と注意点

遺産相続のお悩みならベリーベストへ
弁護士・税理士への初回相談
60無料
無料通話でお問い合わせ
0120-152-063
電話受付 平日9:30~21:00/土日祝 9:30~18:00
メールでお問い合わせ
PAGE TOP